iPhoneを安全に処分する方法は?個人情報を完全に削除して処分する方法を解説

iPhoneを安全に処分する方法は?個人情報を完全に削除して処分する方法を解説

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今や生活必需品となりつつあるスマートフォンは、「使わなくなってから」の処分方法が非常に大切です。ただ捨てるだけでは個人情報の漏洩リスクがありますし、買い取ってもらえる可能性があるのでもったいない!特にiPhoneは中古品でも価値が非常に高いので、余計に捨てるべきではありません。

しかし、iPhoneの正しい処分方法や手放し方はあまり知られておらず、大きなリスクを抱えたり、損をしている方が非常に多いです。

そこでこの記事では、iPhoneの正しい処分方法に加え、損をしない手放し方を解説していきます。最も安全で、最も得をする処分方法を解説していくので、参考にしてみてください。

目次

個人情報の詰まったiPhoneの処分には注意が必要

ガラケー時代でさえ、端末の中には親族や友人などの氏名やメールアドレス、電話番号が入っていましたが、iPhoneはこれらに加え、

  • クレジットカードなどの金融情報
  • 各種商品の購入履歴
  • Webページなどの閲覧履歴

このような極めて個人的な情報がたっぷりと詰まっています。まさに個人情報の塊とも呼べるものなので、ただ廃棄するだけでは極めてリスクが大きいです。

絶対にNGなiPhoneの処分方法とは?

まずはじめに、絶対にNGなiPhoneの処分方法を知っていきましょう。ここでは、以下の3つのNGを解説していきます。

  1. そのまま捨てる
  2. 破壊する
  3. 自宅に放置する

どれも知っておくべきNGなので、順番に見ていきましょう。

そのまま捨てる

言語道断なのが「そのまま捨てる」手放し方です。言うまでもなくセキュリティ面でもNGですし、買取に出さないのはもったいない。加えて、iPhoneの中には各種金属やリチウムイオン二次電池など、リサイクルできる素材が豊富に入っているので、そのまま捨ててしまっては色々な意味でアウト。

したがって、捨てるにしても、以下で解説する個人情報を100%抹消した上で、安全に手放すようにしましょう。

破壊する

かなりのレアケースですが、iPhoneを破壊することで物理的に処分する方法も考えられますが、こちらももちろんNGな手放し方です。

iPhoneの表示部分のガラスは極めて硬度が高い素材でできているので、衝撃を与えた時に小さなガラスが飛び散ってしまいます。また、物理的な破壊で個人情報を抹消するのは難しく、個人情報漏洩のリスクはそのまま捨てるのとほとんど同じです。

加えて、リサイクル素材も失われてしまうため、破壊するのはスマートな処分方法ではありません。

自宅に放置する

個人情報がたっぷり詰まったiPhoneを手放すのは手間がかかるので、「面倒だな」と自宅に放置してしまう気持ちもわかります。

しかし、不要になった時に手放さないと、iPhoneはずっと自宅で眠ったままになる可能性が大です。一度先送りにしてしまうとそれがズルズルと続いていくのが人間の性ですが、先延ばしにすればするほど「iPhoneの価値」は下がっていってしまいます。

状態の良いiPhoneなら、発売から2年くらいまでは4割〜半額程度で手放すことが可能。「いらない」と思った時こそが手放すタイミングなので、自宅に放置しておくのは絶対にやめましょう。

iPhoneの情報を100%消去する正しい処分方法

ここからは、iPhoneの情報を100%消去する正しい処分方法を解説していきます。リスクゼロにすることが非常に大切なので、必ず目を通しておきましょう。

1:新しい端末に情報を転送する

iPhoneを新しい端末に買い替える時には、新しい端末に情報を転送しておくと便利です。連絡先などの情報はもちろん、LINEなどのアプリのアカウント情報も引き継げるので、機種変更をした時の手間が大幅に減らせます。

以下に、引き継ぐ時の注意点をまとめました。

【iPhone→iPhoneの場合】

クイックスタートで簡単に
新しい端末で古い端末の画面を読み込んで、端末情報を同期。
各種アプリの引き継ぎ
引き継ぎ設定を忘れずに。アプリによって引き継ぎ方法が異なるので注意。
各種アカウント情報を確認
端末情報を同期しても、各種サービスのアカウント情報は再ログインが必要な場合も。IDやパスワードを事前にチェック。

【iPhone→iPhone以外の場合】

連絡先や写真データの転送
パソコン経由とSDカード経由で連絡先や写真など、重要なデータを転送。
各種アプリの引き継ぎ
引き継ぎ設定を忘れずに。アプリによって引き継ぎ方法が異なるので注意。
各種アカウント情報を確認
各種サービスのアカウント情報は再ログインが必要。IDやパスワードを事前にチェック。

iPhoneからiPhoneに機種変更する場合は、非常に簡単に端末データの移行ができるようになっています。移行中は、念の為両方のiPhoneを電源に接続しておきましょう。

新しい端末のカメラで古い端末に表示されるクイックスタート専用のマークを読み込むだけで、端末のデータを全て新しい端末に移行できます。以前はパソコンのiTunes経由、もしくはiCloudで端末の同期が必要だったので、非常に簡単になりました。これもiPhoneの魅力。

しかし、各種アプリの引き継ぎやアカウント情報の確認は「iPhone→iPhone」でも必要です。特にLINEなど生活必需品とも呼べるアプリでは、アプリそのもので引き継ぎ設定が必要なことがあるので、古い端末を処分してしまう前に必ず行なっておきましょう。

一方で、iPhoneからiPhone以外のAndroidなどに機種変更する場合は、端末の同期はできません。連絡先や写真データの転送をしたい方は多いと思うので、パソコンとSDカードを使ってデータを転送しておきましょう。

各種アプリの引き継ぎやアカウント情報の確認についてはiPhoneからiPhoneと同じです。手放す前に事前に設定、確認しておきましょう。

HIRO
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従来はパソコンを使用したバックアップが必要など、操作面で面倒な部分がありました。しかし、今はiPhone→iPhoneなら非常に簡単にデータの転送ができるので、想像以上に簡単にできます。各キャリアのサポートも必要ないほどです。

2:各種サービス、端末との連携を解除する

新しい端末へと情報を移したら、続いて連携の解除を行います。行うべきことを以下にまとめました。

  • Apple Watchとのペアリングを解除する
  • iCloud、iTunes Store、App Storeからサインアウトする
  • iMessageの登録を解除する(他社製スマホに乗り換えの場合のみ)

最近はApple WatchとペアリングをしてiPhoneを使っている方が多いですが、手放す時にはペアリングをしっかり解除しておきましょう。

また、各種アプリ、サービスからのサインアウトも忘れずに。いずれも歯車マークの設定アプリからサインアウトを行えます。

3:初期化する

データを新しい端末に移し、端末内の連携を解除したら、最後に初期化作業を行います。初期化作業を行うことで、端末を出荷時の状態へと戻し、100%安全な状態でiPhoneを手放すことができるため、忘れずに実施してください。

やり方は非常に簡単です。

iPhoneを手放す時の初期化

上記画像の左側のように、歯車マークの設定の中にある「一般」を選びます。すると、画面下部に「転送またはiPhoneをリセット」と書いてある部分があるので、ここをタップしましょう。

すると、右側の画像に移ります。再度、下部にある「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップし、あとは画面の指示に従えば本体の情報を全て消去した上で、端末をリセット、出荷前の状態に戻せます。

HIRO
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以上の手順に従えば、誰でも簡単にiPhoneを安全に手放せるので、必ず忘れずに行ってください。

iPhoneをお得に手放せる買取、下取り方法を徹底解説

ここからは、iPhoneをお得に手放す買取や下取り方法を解説していきます。分かりやすいように、以下の3つに分けてみました。

  • フリマ・オークションアプリ
  • Apple公式「Apple Trade In」
  • スマホ買取専門サービス

いずれもメリットとデメリットが存在するので、自分に合ったものを選んでください。

フリマ・オークションアプリ

はじめに取り上げるのがフリマアプリやオークションアプリを使ったiPhoneを手放す方法です。代表的なのがメルカリですが、この方法のメリットとデメリットを以下にまとめました。

【メリット】

  • 買取価格が最も高い
  • 傷や汚れでも値落ちしにくい

【デメリット】

  • 出品から売却まで手間がかかる
  • 出金まで時間がかかる場合がある
  • トラブルに巻き込まれる可能性がある

メルカリを使ったiPhoneの売却は、メリットとデメリットがハッキリしています。メリットは高く売れる点、デメリットは手間がかかる点です。

メルカリの場合、手数料の10%と数百円の送料しか引かれない、さらに傷や汚れがあっても値下がりがしにくいため、高く売りたいならまずはメルカリに出してみるのがベター。筆者は過去に、発売と同時に購入した定価86,000円程度のiPhone11を、2年後に47,000円程度でメルカリで売却したことがあります。

2年経過しても半額以上で売れるのは、さすがApple製品といったところ。以下で、売却に必要な出品手順や高く売るコツを以下で解説していきます。

写真の撮影方法

iPhoneだけでなく、メルカリなどフリマアプリでできるだけ高い値段をつける最大のポイントは、写真撮影にあります。iPhoneも例外ではなく、買い手が興味を持ち、疑問をできるだけ解消できるような写真を用意しておくべきです。

以下では、メルカリで実際に使用したiPhoneの写真を並べていきます。

背面と化粧箱
iPhoneは箱も大切

こちらの写真はiPhoneの背面、さらには化粧箱を写しています。背面はいわばスマートフォンの顔に当たる部分なので、ここに傷や汚れがあるかどうかを写真でしっかり伝えましょう。

また、特にiPhoneの場合は化粧箱の有無で値段が大きく異なるため、持っている場合は一緒に写しておくと良いでしょう。

画面
iPhoneの画面写真

続いて、背面と同様に重要な画面の写真です。多くの方はガラスフィルムを装着してスマートフォンを使っているため、それほど目立った傷が見当たらないのではないでしょうか?

もし、画面に目立つ傷が入っていると極めて大きな減点対象となりますが、これを隠して売ると100%トラブルになります。これを避けるためにも、

iPhoneの別角度から見た画面写真

このように、別の角度から撮影した写真も用意し、傷や汚れがないかどうか、もしあるなら紹介文の中に記入しておきましょう。

カメラ
iPhoneのカメラ

現代のスマートフォンに見られるのが「大きなカメラレンズ」です。特に最近のiPhoneはカメラ性能に非常に力を入れており、「携帯電話付きカメラ」と揶揄されることもあります。

したがって、購入前にカメラの状態を気にする方は多いので、事前にレンズ部分を撮影した写真を用意しておきましょう。

側面・底面
iPhoneの側面

続いて、側面と底面の写真です。カバーを装着して使っていれば傷がつくことはないですが、砂が入りこんで擦れると小傷になっていたりするので、必ず撮影しておきましょう。

iPhoneの側面その2

このように、両側面をしっかり撮影することが大切です。

iPhoneの底面

また、充電ケーブルを挿入する底面の写真も用意しておきます。ケーブルの抜き差し時に金具が擦れて傷になることが多いため、気になる買い手は多いです。

傷や汚れ
iPhoneの傷はしっかり写真で撮影する

最後に、傷や汚れの写真です。売り手目線に立つと、傷や汚れは大きな減額対象だとわかっているため、出来るだけ隠したくなる気持ちも理解できます。

しかし、スマートフォン、特にiPhoneは買い手側からすれば数年に一度の大きな買い物で、額も数万円規模の高額な部類です。したがって、事前に聞いていた内容と受け取ったものに違いがあれば、必ずトラブルになると考えてください。

そして、このトラブル対応は非常に手間と労力、そして精神力を使います。買い手と直接やりとりしなければいけないため、傷や汚れを隠して売るのは百害あって一利なしです。

したがって、上記写真のように、傷や汚れがハッキリ分かるような写真を撮影しましょう。もし余裕があれば、傷の部分を赤い〇などでハイライトするのも良いでしょう。正直で誠実な売り手として認識され、結果的に迅速に売却できる可能性が高まります。

また、傷や汚れは意外と気にしない方が多いです。そもそも中古のスマートフォンを購入する手間、ある程度の使用感があるのは承知の上で購入しているためか、上記写真の傷があっても相場から3,000円程度の減額で済みました。

結果的に、先述のように定価の半額以上で売却できたので、傷があってもiPhoneなら売れると考えておきましょう。

商品紹介文のテンプレート

写真に加えて大切なのが「商品紹介文」ですよね。どんなことを、どんな風に書けば良いのか迷ってしまうのも無理はないので、以下にテンプレートを示します。

【商品タイトル】
iPhone〇〇 本体 〇〇GB カラー

【商品の説明】
買い替えのため出品いたします。使用期間は〇〇、保護ケースとガラスフィルムを装着して大切に使いました。

・端末
ストレージ:〇〇GB
バッテリー:〇〇%
SIMロック:解除済み/未解除

・状態
画面:目立った傷や汚れなし
本体:本体上部に小さな凹みあり。写真〇枚目参照。

・付属品
化粧箱:有/無
付属イヤフォン:有/無
ACアダプタ:有/無

中古品なので、この点ご理解の上ご購入ください。質問などあればお気軽にお願いいたします。

出品するiPhoneの種類などによって細かい部分が変わる可能性はありますが、基本的には上記テンプレートに沿って説明文を記入すれば、誰でも簡単に分かりやすい文章が書けると思います。コピーアンドペーストをしてメルカリの商品説明欄に記入してみてください。

端末情報の確認方法

一点、注意して欲しいのが端末情報の確認方法についてです。上記の通り、

  • ストレージ
  • バッテリー
  • SIMロック

これらの情報を記入しておくと、買い手側はスムーズに購入を決められますが、これらの情報の確認方法を知りたい方もいるでしょう。

まずはストレージとSIMロックの確認方法を解説しますが、ストレージとは本体内蔵のメモリーの大きさを示し、64GBや128GB、256GBのうちのどれかであることが多いです。また、SIMロックとは特定の回線業者としか契約できない状態に固定(ロック)される状態を示し、このロックを解除しておくと買い手は安心して購入できます。

両者の確認方法は非常に簡単です。まずは歯車マークのアイコンの「設定」アプリを開きましょう。

iPhoneの端末情報の確認画面

すると、上記画像の左側の赤枠で囲われた「一般」があるので、そこをタップ。次に画面右側に移るので、一番上の「情報」をタップしましょう。

iPhoneの端末情報のストレージとSIMロック

今度は、画面左側のように機種名などが書いてある画面が表示されるので、そこで正確な機種名と容量を確認しましょう。画像の場合、機種名は「iPhone13 Pro Max」で、容量(ストレージ)は「256GB」です。

また、画面を下にスクロールすると、「SIMロック」という項目があるので、そこも合わせてチェックしておきましょう。「SIMロックなし」と書いてあれば、SIMロックが解除されたSIMフリーの状態を示します。

SIMロックの解除は契約している回線業者が担当しているので、もしSIMロックがかかっていたら、売却前に一度契約先に確認しておきましょう。

続いてバッテリーですが、スマートフォンに内蔵されている充電池は、時間経過や充電回数によって劣化していきます。その消耗具合、劣化の程度が知りたい買い手も存在するので、こちらも事前に確認しておくと良いでしょう。

確認方法は至って簡単。

iPhoneの端末情報のバッテリー確認画面

先ほどと同様に、設定アプリを開き、上記画像の左側にある「バッテリー」をタップしましょう。すると、画像右側のような「バッテリーの状態」を示す部分があるので、そこで「最大容量」をチェック。

ここが100%なら、バッテリーは購入時と謙遜ない状態であることを示し、2年程度普通に使っていると、80%程度まで消耗するのが一般的です。

HIRO
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上記情報やテンプレートをもとにしてメルカリの説明文を記入すれば、誰でも分かりやすく、買い手が購入しやすい出品ができます。参考にしてみてください。

買取価格アップのお得情報

最後に、メルカリにおけるiPhoneの買取価格をアップさせる情報を解説していきます。ワンポイントアドバイス的に以下にまとめてみました。

売却を前提に使う
スマホは今や「乗り換えが当然」の時代。売却を前提に、傷や汚れがつかないように使う。
出来るだけ早く売る
日進月歩のスマホの世界は、時間が経てば経つほど価値は下がっていく。出来るだけ高くではなく、出来るだけ早く売ろう。
9月〜10月を逃さない
新型iPhoneの発表は毎年9月。この時期までに売り切れば、値崩れ前に高値で売れる可能性が高い。
値付けは相場より少し高めに
売りたいiPhoneを検索して、相場をチェック。相場より少し高めから始めて、少しずつ値段を落としていこう。

この中でも特に大切なのは「値付け」についてです。メルカリで数万円規模のものを売る機会は滅多にないからか、多くの方は自分の相場観で値付けを行います。その結果買い叩かれてしまってはもったいないので、一度自分の手で売りたいiPhoneの機種名で検索をして、どの程度の値段で売れているのかをチェックしましょう。

その後、「相場より少し高め」で値付けを行い出品すると、ポツポツと「いいね」が入ってきます。この「いいね」の数が多くなればなるほど、買い手側の需要に近づいている証なので、少しずつ値下げをしていって買い手の「いいね」を待ちましょう。

最終的には、買い手から必ず「値下げお願いできますか?」とくるので、1,000円〜3,000円程度の値下げなら躊躇せず行い、出来るだけ早く売り切ることが大切です。

HIRO
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以上がメルカリなどフリマアプリにおけるiPhoneの売却の概要です。写真撮影と紹介文、値付け作業ができれば、自宅にいながら高額で売却できるのが魅力ですよね。多くの方におすすめなので、ぜひ試してみてください。トラブルにならないよう、商品に嘘だけはつかないようにしましょう。

Apple公式「Apple Trade In」

続いて紹介するのがiPhoneのメーカーであるAppleが提供する、公式の下取り、買取サービス「Apple Trade In」です。あまり認知されていないですが、メリットとデメリットを以下にまとめてみました。

【メリット】

  • 安定の公式。安心して利用できる
  • 端末の受け私は集荷なのでお手軽
  • 査定が気に入らなかったら無料キャンセル可

【デメリット】

  • 査定額が低い
  • 査定基準が厳格
  • 現金で受け取れない

一見すると、メリットよりもデメリットの方が少ないので、優れた処分方法であるように感じます。しかし、デメリットがあまりにも重い。

そもそも査定額が他の買取り方法よりも低いため、お得に手放したい方にとってはあまり利用する価値がありません。また、傷や汚れに厳格なので、メルカリだと数千円の減額で済むものが、数万円、もしくは査定不可で無料でリサイクル処分となることもあります。

加えて、もし査定に満足しても現金で受け取れません。Appleのギフトカード「Apple Gift Card」で受け取ることになるため、非常に使い勝手が悪いです。

したがって、「やっぱり不安だからAppleに処分して欲しい」「自分で買取りの手続きをするのが面倒」など、特別な理由がない限りは、利用をおすすめできません。

Apple Trade Inには3通りある

Apple Trade Inは少しややこしく、利用方法には3通りがあります。

下取り
機種変更先のiPhoneの本体額から査定額を差し引く。
オンラインギフト券買取
iPhoneの買取額分のギフト券をメールで受け取る。オンラインで完結。
直営店でのギフト券買取
iPhoneの買取額分のギフト券を対面で受け取る。

Appleの公式サイトで紹介されているApple Trade Inは、一番上の「下取り」にあたるものです。

こちらがその公式サイトの画像。こちらからはApple製品の下取り、つまり「次のApple製品を購入する前提」でしか利用できないので、この点には注意です。

したがって、次のiPhoneを購入する予定がない方は、2番目の「オンラインギフト券買取」を利用しましょう。

こちらがその公式サイトの画像ですが、そもそもAppleの公式サイト内にあるページですらないので、「ここで大丈夫なのか?」と不安になってしまう方がいてもおかしくありません。

このサービスは「Brightstar Japan株式会社」が提供、運営しており、Appleから国内の買取りを委託されているため、安心して利用できます。

上記画像の通り、このページでは簡単にお持ちのApple製品の買取額を見積もることが可能です。

Apple Trade Inの情報記載画面

こちらはiPadを査定した時のものですが、簡単な質問に答えていくだけで、

Apple Trade Inの結果

このように見積額が出ます。もちろん、端末を実際に査定に出したら、この結果とは異なる査定額になることも。しかし、もし事前査定と査定額が異なった場合は買取りをキャンセルできるので、安心して利用できます。

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Apple Trade Inは自宅にいながら査定ができるので、手間をかけずにiPhoneを安全に処分したい方におすすめです!

スマホ買取サービス

メルカリは買取額、Apple Trade Inは安心感が魅力ですが、両者の良いとこどりをした「スマホ買取サービス」の利用も、iPhoneの処分ではおすすめです。メリットとデメリットは以下の通り。

【メリット】

  • メルカリのような手間がかからない
  • Apple Trade Inよりも高額買取が期待できる
  • 信頼できるサービスを選べば安心して利用できる

【デメリット】

  • メルカリよりも買取額が低い
  • メルカリよりも傷や汚れによる減額が大きい
  • サービス選びで迷いやすい

メリットとデメリットをご覧になればわかりますが、スマホ買取サービスはメルカリとApple Trade Inの「ちょうど中間」の立ち位置にあります。

「手間をかけずにそこそこの高価買取」が期待できるので、手軽にお得にiPhoneを手放したい方におすすめです。

メルカリとの買取額の差

では、どの程度の差がメルカリと買取サービスの間であるのでしょうか?以下では、メルカリとGEOが運営する「ゲオの買取 -スマホ・タブレット-」の買取額の比較を行います。

まずこちらがメルカリですが、iPhone 11 Pro シルバーのストレージが256GBのモデル(1年使用)が、56,000円で買い取られています。執筆時点は2022年の2月2日なので、発売から2年と4カ月が経過するこの時期、さらに1年間使用していてもこの値段がつくのは、さすがのiPhoneブランドだといえるでしょう。

一方で、こちらがゲオの買取金額です。「赤字」で強調されている「56,870円」を見ると、メルカリでの買取金額と謙遜がないように見えます。しかし、この赤字の金額は「未使用品買取金額」なので、中古品は「29,040円〜48,400円」と幅があります。

これは端末の状態で買取金が上下することを示しており、どれだけ状態が良くても、メルカリよりも1万円程度値は落ちることになります。

とはいえ、メルカリは上記買取金から手数料10%と送料の数百円、さらに振込手数料の数百円が差し引かれるので、56,000円の買取金額だとすると手取りは5万円程度であるはず。

このことを考えると、両者の差は最小で1,600円、最大で29,060円となります。これを大きいと見るか、それとも小さいと見るかは人それぞれですが、「1,600円しか違わないならこっちでパパッと売った方が楽でいいな」と感じる方がいても不思議ではありません。

買取サービスを利用する流れ

最後に、買取サービスを利用する流れを解説していきます。

1:相場を確認する
リストや検索からiPhoneの相場を確認。出来るだけ高く売れるサービスを選ぼう
2:梱包材を受け取る
サービスによっては買取用ダンボールを自宅まで送ってくれる。そこにiPhoneを詰め込もう
3:集荷に渡す
指定した日時に集荷が受け取りに来るので、ダンボールを渡そう
4:査定結果を受け取る
査定の結果を受け取って、査定額に満足したら売却しよう

サービスによって流れは異なりますが、オンラインで買取サービスを利用するとなると、基本的にはこのような流れになります。

自宅から一歩も出ずに買取が完結し、やるべきことはダンボールの受け取りと梱包、そして集荷に受け渡すのみです。非常に楽チンなので、自分に合った方を選んで、買取サービスを利用してみてください。

まとめ

スマートフォン、とりわけiPhoneは中古でも欲しい人がたくさんいるので、捨ててしまうのはもったいないです。

一方で、普通の家電と同様に処分しては危険なので、処分時の個人情報の削除を必ず行い、安全に、お得にiPhoneを手放してみましょう。

また、改修や買い取り方法の検討も大切です。手間をかけずに高額買取をしてもらいたいなら、買取サービスの利用が賢明です。自分に合った方法を選んでみましょう。

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